大学〜一般レベル

bankruptcy

/ˈbæŋkˌrʌptsi/
【プライバシー】
経済法律
語源
イタリア語の banca rotta (壊れたベンチ・テーブル) が語源である。これは英語の bankrupt (破産した) を経て、状態を示す名詞接尾辞 -cy が付いた形である。

banca (ベンチ、テーブル;ゲルマン語起源で英語の bank と同源) は、中世イタリアの両替商が使っていた作業台を指す。rotta はラテン語の rumpere (壊す) の過去分詞 rupta (壊された) に由来する。

当時の慣習で、支払不能になった両替商のテーブル (banca) を壊した (rotta) ことから、「破産」を意味するようになったと言われている。
語源のつながり
例文
  • He lost his house and car as a result of the bankruptcy.(彼は破産の結果、家と車を失った。)
  • The company was forced to sell some of its assets to avoid bankruptcy.(その会社は破産を避けるため、資産の一部を売却せざるを得なかった。)
  • His extravagance in buying luxury cars led to his eventual bankruptcy.(彼の高級車購入における浪費が、最終的な破産につながった。)
  • He admired his grandfather’s manly determination when he rebuilt the family business from near bankruptcy.(破産寸前の家業を立て直した祖父の男らしい決意を彼は尊敬していた。)
  • The resurrection of the company from the brink of bankruptcy was truly remarkable.(倒産寸前からのその会社の復活は、本当に驚くべきものだった。)
語幹

bank 【ベンチ、土手、銀行】

ゲルマン語起源で、元は「ベンチ」「土手」。イタリア語経由で「両替商のテーブル、銀行」の意味になった。

  • banker - 銀行家

    bank(銀行) + -er(人)。

  • embankment - 堤防

    em-(中に) + bank(土手) + -ment。

  • riverbank - 川岸

    river(川) + bank(土手)。

rupt 【壊す】

ラテン語「rumpere」(壊す) の過去分詞「ruptus」に由来する語幹。

  • erupt - 噴火する

    e-(外へ) + rupt(壊す)。

  • interrupt - 中断する

    inter-(間に) + rupt(壊す)。

  • corrupt - 堕落した、破壊する

    cor-(共に、完全に) + rupt(壊す)。

  • rupture - 破裂

    rupt(壊す) + -ure(こと)。

-cy 【状態、性質、地位】

抽象名詞を作る接尾辞。

  • democracy - 民主主義

    demo(民衆) + crat(支配) + -y (-cy)。

  • infancy - 幼児期

    infant(幼児) + -cy。

  • privacy - プライバシー

    private(私的な) + -cy。

出現頻度

※動詞の活用形(-ing, -ed等)や名詞の複数形(-s等)も一部集計に含まれます。

共通テスト
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