高校レベル

insistence

/ɪnˈsɪstəns/

【不在】

一般

語源

ラテン語の動詞 insistere (〜の上に立つ、踏みつける、固執する、主張する) の語幹 insist- に、状態や性質を示す名詞接尾辞 -entia (英語では -ence) が付いた形である。
insistere は in- (上に、〜に対して) + sistere (立つ、置く、止まらせる < stare 立つ) から成る。

「（ある点の上に）しっかりと立つこと」というイメージから、「（意見などを）強く主張すること」「強調すること」という意味になった。insist (主張する) の名詞形である。consist (成り立つ) や persist (固執する) と同じ語根を持つ。

語源のつながり

例文

Despite her insistence, the committee refused to change the meeting schedule.(彼女の主張にもかかわらず、委員会は会議スケジュールの変更を拒否した。)
His insistence on privacy in a public role seemed paradoxical to many observers.(公的な立場でプライバシーを主張することは、多くの人には矛盾しているように映った。)

語幹

in- 【上に、中に】

ラテン語の接頭辞。

inspect - 検査する
in-(中に) + spect(見る)。
invade - 侵入する
in-(中に) + vade(行く)。
include - 含む
in-(中に) + clude(閉じる)。
insist - 主張する
in-(上に) + sist(立つ)。

sist 【立つ、置く】

ラテン語「sistere」(立つ、置く)、「stare」(立つ) に由来する語幹。

insist - 主張する
in-(上に) + sist(立つ)。
consist - 成り立つ
con-(共に) + sist(立つ)。
persist - 固執する、持続する
per-(通して、完全に) + sist(立つ)。
resist - 抵抗する
re-(反対に) + sist(立つ)。
assist - 助ける
ad-(〜へ) + sist(立つ) → そばに立つ。
exist - 存在する
ex-(外に) + sist(立つ) → 外に現れ出る。

-ence 【状態、性質、行為】

名詞を作る接尾辞。

difference - 違い
differ(異なる) + -ence。
presence - 存在、出席
present(存在する) + -ence。
absence - 不在
absent(不在の) + -ence。