大学〜一般レベル

acquiescence

/ˌækwiˈesəns/

【影響】

一般法律

語源

名詞。ラテン語の動詞 acquiescere (静かに同意する、満足する、休む) から派生した。
ac- (< ad- 〜へ、〜に加えて) + quiescere (静かになる、休む < quies 静けさ、休息)。

「（〜に対して）静かになる」→「異議を唱えずに受け入れる」が原義。不本意ながらも、あるいは無関心から、反対せずに受け入れる「黙認」「黙従」、あるいは単に「同意」を意味する。quiet (静かな) と関連がある。

語源のつながり

例文

Their silent acquiescence during the heated debate surprised many attendees who expected stronger opposition from the board.(熱い議論中の彼らの沈黙の同意は、理事会からのより強い反対を予想していた多くの参加者を驚かせた。)

語幹

ac- 【〜へ】

ラテン語の接頭辞 ad- の異形。

acquiesce - 黙認する
ac-(〜へ) + qui(静けさ) + -esc(始める)。

qui 【静けさ、休み】

ラテン語 quies(静けさ、休み) に由来する語幹。

acquiesce - 黙認する
ac-(〜へ) + qui(静けさ) + -esc(始める)。
quiet - 静かな
ラテン語 quietus (静かな) < quies。
quit - やめる
ラテン語 quietus (解放された、自由な) から。「静かにさせる」→「解放する」→「やめる」。
requiem - レクイエム、鎮魂歌
ラテン語 requies (休息)。re-(再び) + quies。

-esc 【〜し始める】

ラテン語の動詞接尾辞 -escere に由来。開始相を示す。

acquiesce - 黙認する
ac-(〜へ) + qui(静けさ) + -esc(始める)。
adolescence - 思春期
adol(成長する) + -esc(始める) + -ence。
convalescence - 回復期
con-(完全に) + val(強い) + -esc(始める) + -ence。
obsolescence - 廃れること
obsolete(廃れた) + -scence。

-ence 【状態、性質】

名詞を作る接尾辞。

adolescence - 思春期
adol(成長する) + -esc(始める) + -ence。
convalescence - 回復期
con-(完全に) + val(強い) + -esc(始める) + -ence。
obsolescence - 廃れること
obsolete(廃れた) + -scence。
difference - 違い
differ(異なる) + -ence。
presence - 存在
present(存在する) + -ence。
influence - 影響
in-(中に) + flu(流れる) + -ence。