専門レベル

mitochondrion

/ˌmaɪtəˈkɑːndriən/

【神経節】

生物学

語源

生物学（細胞生物学）用語。複数形は mitochondria。
ギリシャ語の mitos (糸) + khondrion (小さな粒、顆粒 < khondros 穀粒、軟骨)。

細胞の細胞質内に存在する小器官。細胞内で観察された形状が「糸」状または「粒」状に見えたことから命名された。細胞呼吸の中心的な場であり、エネルギー（ATP）を生産する。

語源のつながり

例文

A single mitochondrion works tirelessly to produce ATP for cellular functions.(一つのミトコンドリアは、細胞機能のためにATPを生産するために絶えず働いている。)

語幹

mito 【糸】

ギリシャ語「mitos」(糸) に由来する語幹。

mitosis - 有糸分裂
mito(糸) + -osis(過程)。染色体が糸状に見える細胞分裂。

chondr 【粒、軟骨】

ギリシャ語「chondros」(粒、穀粒、軟骨) に由来する語幹。

perichondrium - 軟骨膜
peri-(周りに) + chondr(軟骨) + -ium(組織)。
chondrocyte - 軟骨細胞
chondr(軟骨) + cyte(細胞)。
hypochondriac - 心気症患者
hypo-(下に) + chondr(軟骨) + -iac(人)。古代ギリシャで、季肋部（肋骨軟骨の下）が憂鬱の源と考えられたことから。

-ion 【小さいものを示す接尾辞】

ここでは、ギリシャ語の縮小辞 -ion に由来する可能性が高い。

criterion - 基準
ギリシャ語 kriterion (判断の手段)。縮小辞ではないが、-ion で終わる例。
ganglion - 神経節
ギリシャ語 ganglion (結び目、腫れ物)。縮小辞ではないが、-ion で終わる例。