大学〜一般レベル

intrinsic

/ɪnˈtrɪnsɪk/
本来備わっている、固有の
哲学, 科学

語源

中世ラテン語の intrinsecus「内部の、内側の」が由来である。
これは古典ラテン語の副詞 intrinsecus「内側に」から派生したものである。

intrinsecusintra- (内部に) + secus (〜のそばに、それに続いて ※ここでは「〜の側に」の意) に分解できる。

「内部の側に属している」という成り立ちから、外部からの影響ではなく、そのもの自体が「本来備わっている」「固有の」性質を指す形容詞となった。

語源のつながり

例文

  • The intrinsic value of a friendship lies in trust and mutual respect.(友情の本質的な価値は、信頼と相互の尊敬の中にある。)

語幹

intra- 【内部に】

ラテン語の接頭辞。

  • intramural - 壁内の、学内の

    intra-(内部に) + mural(壁の)。

  • intravenous - 静脈内の

    intra-(内部に) + venous(静脈の)。

  • intrapersonal - 個人内の

    intra-(内部に) + personal(個人の)。

sec 【続く、〜のそばに】

ラテン語 sequi (続く) または secus (〜のそばに、それに続いて、異なって) に由来する語幹。ここでは secus。

  • extrinsic - 外的な、非固有の

    extra-(外部の) + intrinsic の -insicus に対応。

  • sequence - 連続、順序

    sequi (続く) + -ence。

  • consequence - 結果

    con-(共に) + sequi(続く) + -ence。後から続いてくるもの。

  • subsequent - その後の

    sub-(下に、後に) + sequi(続く) + -ent。

  • second - 2番目の、秒

    ラテン語 secundus (続くもの、2番目) < sequi。

  • prosecute - 起訴する、遂行する

    pro-(前へ) + secut < sequi + -ate。前へ追っていく。

  • execute - 実行する、処刑する

    ex-(完全に) + secut < sequi。最後まで追う。

-ic 【〜の、〜に関する】

形容詞を作る接尾辞。

  • public - 公共の

    ラテン語 publicus から。

  • electric - 電気の

    ēlektron(琥珀) + -ic。

  • basic - 基本的な

    base(基礎) + -ic。

出現頻度

※動詞の活用形(-ing, -ed等)や名詞の複数形(-s等)も一部集計に含まれます。

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