大学〜一般レベル

induction

/ɪnˈdʌkʃn/
【誘導、帰納法、就任】
論理学, 物理学
語源
ラテン語の inducere「導き入れる、説得する」(過去分詞 inductus)が由来である。
これは in- (中に) + ducere (導く) に分解できる。

名詞化する接尾辞 -ion が付いている。

「中に導き入れること」が基本的な意味。物理的な「誘導」のほか、個別の事例から一般的な法則を「導き出す」思考法である「帰納法」、あるいは人を職務や組織に「導き入れる」ことである「就任」や「入会」といった意味で使われる。
語源のつながり
例文
  • The induction ceremony marked her official entry into the company.(就任式は彼女が正式に会社に加わったことを示した。)
語幹

in- 【中に】

ラテン語の接頭辞。

  • induce - 誘う、引き起こす、帰納する

    in-(中に) + duce < ducere。中に導く。

duct 【導く】

ラテン語 ducere (導く) の過去分詞幹 ductus に由来する語幹。

  • induce - 誘う、引き起こす、帰納する

    in-(中に) + duce < ducere。中に導く。

  • conduct - 行う、指揮する、伝導する

    con-(共に) + duct(導く)。

  • deduce - 演繹する、推論する

    de-(下に、離れて) + duce < ducere。導き出す。

  • produce - 生産する

    pro-(前へ) + duce < ducere。前へ導き出す。

  • reduce - 減らす

    re-(後ろへ) + duce < ducere。後ろへ導く → 減らす。

  • introduce - 紹介する、導入する

    intro-(内部へ) + duce < ducere。内部へ導く。

  • educate - 教育する

    e-(外へ) + duc(導く) < ducere + -ate。外へ導き出す。

  • abduct - 誘拐する

    ab-(離れて) + duct(導く)。連れ去る。

-ion 【行為、状態、結果】

名詞を作る接尾辞。

  • action - 行動

    act(行う) + -ion。

  • relation - 関係

    relate(関係づける) + -ion。

  • vision - 視力、未来像

    vis < videre (見る) + -ion。

出現頻度

※動詞の活用形(-ing, -ed等)や名詞の複数形(-s等)も一部集計に含まれます。

共通テスト
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