高校レベル

improvise

/ˈɪmprəvaɪz/
【即興で演じる、即席で作る】
芸術, 一般
語源
フランス語の improviser やイタリア語の improvvisare を経て、ラテン語の improvisus (予期しない、不意の) に由来する。
improvisus は否定の接頭辞 im- (非、無) + provisus (予見された、準備された) に分解できる。
provisus は「予見する、準備する」を意味する動詞 providere の過去分詞形である。
providere はさらに pro- (前に、あらかじめ) + videre (見る) から成る。「前もって見ておく」が元の意味である。

したがって improvisus は「前もって見られていない、予期されていない」状態を指す。そこから派生した動詞 improvise は、「準備なしに、その場で即座に行う」つまり「即興で行う」という意味になった。
語源のつながり
例文
  • When the presentation slides failed, she had to improvise her entire speech.(プレゼンテーションのスライドが機能しなくなったとき、彼女はスピーチ全体を即興で行わなければならなかった。)
語幹

im(in)- 【否定 (非、無、不)】

ラテン語の否定接頭辞 in- が 'p' の前で変化した形。

  • impossible - 不可能な

    im-(否定) + possible(可能な)。

  • impolite - 失礼な

    im-(否定) + polite(礼儀正しい)。

  • impure - 不純な

    im-(否定) + pure(純粋な)。

pro- 【前に、前もって】

ラテン語の接頭辞 pro- (前に、前もって、ために)。

  • provide - 提供する

    pro-(前に) + vid(見る) + -e。前もって見て準備する。

  • progress - 進歩

    pro-(前に) + gress(進む)。

  • promote - 促進する

    pro-(前に) + mot(動かす) + -e。

vis 【見る】

ラテン語 videre (見る) の語幹。

  • provide - 提供する

    pro-(前に) + vid(見る) + -e。前もって見て準備する。

  • vision - 視力、未来像

    vis(見る) + -ion。

  • visible - 見える

    vis(見る) + -ible。

  • visit - 訪問する

    vis(見る) + -it(行く、頻繁に)。頻繁に見に行く。

  • advise - 忠告する

    ad-(〜へ) + vis(見る) + -e。(人のために)見てあげる。

  • revise - 修正する

    re-(再び) + vis(見る) + -e。

-ise 【〜にする、〜化する】

動詞を作る接尾辞 (-ize と同じ)。

  • organise - 組織する

    organ + -ise。

  • criticise - 批判する

    critic + -ise。

  • realise - 実現する、理解する

    real + -ise。

出現頻度

※動詞の活用形(-ing, -ed等)や名詞の複数形(-s等)も一部集計に含まれます。

共通テスト
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