大学〜一般レベル

ambivalent

/æmˈbɪvələnt/
【学生】
心理学一般
語源
20世紀初頭にドイツの精神医学者ブロイラーが造語したドイツ語 Ambivalenz に由来する形容詞形。
これはラテン語の ambi- (両方を、両側に) + valens (力がある、価値がある、強い) を組み合わせたものである。
valens は動詞 valere (強い、価値がある) の現在分詞形。

ある対象に対して、同時に「両方の(相反する)力(感情、価値)」を持っている状態を表し、「相反する感情を持つ」「どちらとも決めかねる」「両価的な」という意味で使われる。value (価値) や valid (有効な) と関連がある。
語源のつながり
例文
  • I feel quite ambivalent about the job offer; it pays more, but it requires moving to another city.(その仕事のオファーにはかなり相反する感情を抱いている。給料は高いが、別の都市への引越しが必要だ。)
語幹

ambi- 【周りを、両方を】

ラテン語の接頭辞で、「周りを、両方を」の意味を持つ。

  • ambiguous - 曖昧な

    ambi-(両方) + agere(動かす)。

  • ambiguity - 曖昧さ

    ambi-(両方) + agere(動かす)。

  • ambition - 野心

    ambi-(周りを) + ire(行く)。

val 【力がある、価値がある、健康である】

ラテン語「valere」(力がある、価値がある、健康である) に由来する語幹。

  • value - 価値

    valere(価値がある)。

  • valid - 有効な、正当な

    valere(力がある) + -idus(の状態)。力のある。

  • equivalent - 同等の

    equi-(等しい) + val(価値がある) + -ent(の状態)。等しい価値のある。

-ent 【〜の状態の】

現在分詞に由来し、形容詞や名詞を作る接尾辞。

  • different - 異なる

    differ(異なる) + -ent。

  • patient - 忍耐強い、患者

    pati(苦しむ、耐える) + -ent。

  • student - 学生

    studere(学ぶ) + -ent。

出現頻度

※動詞の活用形(-ing, -ed等)や名詞の複数形(-s等)も一部集計に含まれます。

共通テスト
(過去10年) 2016-2025年度の大学入学共通テスト本試験(リーディング)での出現回数です。
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英検®準1級
(過去3回) 2024年第2回〜2025年1回の実用英語技能検定 準1級 一次試験(筆記)での出現回数です。
英検®2級
(過去3回) 2024年第2回〜2025年1回の実用英語技能検定 2級 一次試験(筆記)での出現回数です。
東京大学
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