大学〜一般レベル

allusion

/əˈluʒən/

【意見】

文学一般

語源

ラテン語の allusio (戯れ、冗談、ほのめかし) が由来である (→ allude 参照)。
al- (〜へ) + ludere (遊ぶ) の過去分詞幹 lus- + -io (行為・状態を示す名詞接尾辞)。

「（何かに）軽く触れること」から、文学作品などで他の作品や出来事を間接的に指し示す「暗示」や「ほのめかし」を意味する。illusion (幻想) と混同しやすいので注意。

語源のつながり

例文

The poem is filled with classical allusion, referencing ancient Greek myths and historical figures to add deeper meaning.(その詩は古典的な引喩に満ちており、古代ギリシャの神話や歴史上の人物に言及して、より深い意味を加えている。)

語幹

al- 【〜へ、〜の方へ】

ラテン語の接頭辞「ad-」が後続の音の影響で変化した形。

alleviate - 軽減する
al-(〜へ) + levis(軽い)。
allocate - 割り当てる
al-(〜へ) + locare(置く)。
ally - 同盟する
al-(〜へ) + ligare(結ぶ)。

lus 【遊ぶ、演じる、欺く】

ラテン語「ludere」(遊ぶ、演じる、欺く) の過去分詞幹「lus-」に由来する語幹。

illusion - 幻想、錯覚
il-(〜に対して) + lus(欺く) + -ion(こと)。欺くこと。
delusion - 妄想、思い込み
de-(完全に、離れて) + lus(欺く) + -ion(こと)。完全に欺かれている状態。
collusion - 共謀、結託
col-(共に) + lus(演じる、欺く) + -ion(こと)。共に欺くこと。

-ion 【行為、状態、結果】

名詞を作る接尾辞。

action - 行動
act(行動する) + -ion(こと)。
decision - 決定
decide(決定する) の語幹 + -ion(こと)。
opinion - 意見
opine(意見を述べる) + -ion(こと)。