高校レベル

abrupt

/əˈbrʌpt/
【混乱させる、分裂させる】
一般
語源
ラテン語の abruptus (引き離された、断ち切られた、険しい) が由来である。これは動詞 abrumpere (引き離す、断ち切る) の過去分詞形。
ab- (離れて、突然に) + rumpere (壊す、破る) の過去分詞 ruptus に分解できる。

「突然断ち切られたような」状態を表し、そこから「突然の」「急な」という意味になった。また、態度などが「唐突で無愛想な」=「ぶっきらぼうな」という意味も持つ。interrupt (中断する) や erupt (噴火する) と関連がある。
語源のつながり
例文
  • The CEO’s abrupt resignation rattled markets, wiping billions from the firm’s valuation before clarification calmed investors.(CEO の突然の辞任で市場は動揺し、説明が出る前に企業価値が数十億ドル消失した。)
  • Investors viewed the abrupt abandonment of negotiations as a worrying signal that the merger might never be revived.(交渉が突然打ち切られたことで、投資家たちは合併の再開が絶望的だと懸念した。)
語幹

ab- 【離れて、突然に】

ラテン語の接頭辞。「分離」「突然」を示す。

  • abruptly - 突然に、不意に

    abrupt(突然の) + -ly(副詞化)。

  • abruption - 断裂、分離

    ab-(離れて) + rupt(壊す) + -ion(こと)。

  • abnormal - 異常な

    ab-(離れて) + normal(通常の)。

rupt 【壊す、破る】

ラテン語 rumpere (壊す、破る) の過去分詞 ruptus に由来する語幹。

  • abruptly - 突然に、不意に

    abrupt(突然の) + -ly(副詞化)。

  • abruption - 断裂、分離

    ab-(離れて) + rupt(壊す) + -ion(こと)。

  • rupture - 破裂、断絶

    rupt(壊れる) + -ure(こと)。組織や関係などが壊れること。

  • interrupt - 中断する、邪魔する

    inter-(間に) + rupt(壊す)。進行中のものの間に割って入って壊す。

  • corrupt - 堕落した、不正な、破損した

    cor-(共に、完全に) + rupt(壊れた)。道徳やデータなどが完全に壊れた状態。

  • disrupt - 混乱させる、分裂させる

    dis-(離れて、ばらばらに) + rupt(壊す)。秩序などを壊して混乱させる。

出現頻度

※動詞の活用形(-ing, -ed等)や名詞の複数形(-s等)も一部集計に含まれます。

共通テスト
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