大学〜一般レベル

redundancy

/rɪˈdʌndənsi/
【空虚、空席】
言語学技術
語源
ラテン語の redundantia (あふれること、過剰) が由来である。
これは動詞 redundare (あふれ出る、過剰である < re(d)- 再び、過剰に + undare 波打つ、あふれる < unda 波) の現在分詞幹 redundant- に、状態を示す名詞接尾辞 -ia (英語では -ancy) が付いた形である。

「波が次々と打ち寄せてあふれる」というイメージから、「必要以上のものがあること」「過剰」「重複」を意味する(例:文章の冗長性)。また、人員が過剰であることから生じる「(一時)解雇」をも指す。abundant (豊富な) と関連がある。
語源のつながり
例文
  • Job redundancy affects thousands of workers during economic downturns.(経済低迷期に職の余剰は何千人もの労働者に影響する。)
語幹

re- 【再び、後ろへ】

ラテン語の接頭辞。

  • repeat - 繰り返す

    re-(再び) + petere(求める)。

  • return - 戻る

    re-(後ろへ) + tornare(回る)。

  • review - 見直す

    re-(再び) + videre(見る)。

und 【波、流れる】

ラテン語「unda」(波) に由来する語幹。

  • abound - 豊富にある

    ab-(離れて) + und(波のように溢れる) → 豊富にある。

  • inundate - 氾濫させる、殺到する

    in-(中に) + und(波) + -ate(動詞化) → 波が流れ込む、氾濫する。

  • undulate - 波打つ、うねる

    und(波) + -ul(指小辞) + -ate(動詞化) → 小さく波打つ。

-ancy 【状態、性質】

名詞を作る接尾辞。

  • constancy - 不変性、忠実

    constant(不変の) + -ancy。

  • expectancy - 期待

    expectant(期待している) + -ancy。

  • vacancy - 空虚、空席

    vacant(空の) + -ancy。

出現頻度

※動詞の活用形(-ing, -ed等)や名詞の複数形(-s等)も一部集計に含まれます。

共通テスト
(過去10年) 2016-2025年度の大学入学共通テスト本試験(リーディング)での出現回数です。
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英検®準1級
(過去3回) 2024年第2回〜2025年1回の実用英語技能検定 準1級 一次試験(筆記)での出現回数です。
英検®2級
(過去3回) 2024年第2回〜2025年1回の実用英語技能検定 2級 一次試験(筆記)での出現回数です。
東京大学
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