専門レベル

pyemia

/paɪˈimiə/

【認知症】

医学

語源

ギリシャ語の pyon (πύον) 「膿（うみ）」と、haima (αἷμα) 「血」、そして状態を示す接尾辞 -ia を組み合わせた医学用語である。

「膿」の原因となる細菌が「血液」中に侵入し、全身に転移して膿瘍（のうよう）を形成する重篤な状態、「膿毒症（のうどくしょう）」を指す。pyaemia とも綴る（英）。

語源のつながり

例文

If left untreated, the infected wound could lead to pyemia and widespread sepsis.(治療せずに放置すると、感染した傷が膿毒症や全身性敗血症を引き起こす可能性がある。)

語幹

py 【膿】

ギリシャ語「pyon」(膿) に由来する語幹。

pyogenic - 化膿性の
pyo(膿) + genic(生み出す)。膿を生み出す。
empyema - 膿胸、蓄膿
em-(中に) + py(膿) + -ema(状態)。体腔内に膿が溜まること。
pyuria - 膿尿症
py(膿) + uria(尿の状態)。

em 【血】

ギリシャ語「haima」(血) に由来する語幹の短縮形。

anemia - 貧血
an-(無い) + haima(血) + -ia。血が無い状態。
leukemia - 白血病
leukos(白い) + haima(血) + -ia。白い血の状態。
septicemia - 敗血症
septic(腐敗の) + haima(血) + -ia。血が腐敗する状態。

-ia 【病気、状態】

病名や状態を示す名詞を作る接尾辞。

malaria - マラリア
mala aria (悪い空気) から。
pneumonia - 肺炎
pneumon(肺) + -ia。
dementia - 認知症
de-(離れて) + mens(心) + -ia。心が離れた状態。