専門レベル

amnesia

/æmˈniʒə/

【失語症】

医学心理学

語源

ギリシャ語の amnēsia (ἀμνησία) が由来で、「忘れること、記憶喪失」を意味する。
これは否定接頭辞 a- (ἀ-) 「無」と mnēsis (μνῆσις) 「記憶」（mimnēskesthai 「思い出す」から派生）を組み合わせた言葉である。

「記憶がない」状態、「記憶喪失」「健忘症」を指す医学用語。

語源のつながり

例文

After the car accident, the driver suffered from temporary amnesia and could not remember the events leading up to it.(自動車事故の後、運転手は一時的な記憶喪失に苦しみ、事故に至るまでの出来事を思い出すことができなかった。)

語幹

a- 【無、非】

ギリシャ語由来の接頭辞。否定や欠如を示す。

amoral - 道徳に関しない
a-(非) + moral(道徳の)。
atheist - 無神論者
a-(無) + the(神) + -ist(人)。
asymmetry - 非対称
a-(非) + symmetry(対称)。

mne 【記憶、思い出す】

ギリシャ語 mnaomai に由来する語幹。

mnemonic - 記憶を助ける、記憶術の
mne(記憶) + -monic(形容詞化)。
amnesty - 恩赦
a-(無) + mne(記憶) + -sty(状態)。罪を記憶しないこと。

-sia 【病気、状態】

ギリシャ語由来の接尾辞。-ia と同源。

euthanasia - 安楽死
eu-(良い) + thana(死) + -sia。
dysphasia - 言語障害
dys-(困難) + pha(話す) + -sia。
aphasia - 失語症
a-(無) + pha(話す) + -sia。