大学〜一般レベル

redundant

/rɪˈdʌndənt/
【遠い】
言語学技術
語源
ラテン語の動詞 redundare (あふれ出る、過剰である) の現在分詞 redundans が由来である。
これは red- (接頭辞 re- の異形、再び、過度に) + undare (波打つ、あふれる) に分解できる。
undareunda (波) に由来する。

元々は水などが「波のようにあふれ出ている」状態を表した。そこから、必要以上に多くて「余分な」、あるいは繰り返されて「冗長な」という意味で使われるようになった。特に、仕事がなくなって解雇される場合にも使われる(イギリス英語)。
語源のつながり
例文
  • Redundant systems ensure continuous operation even when primary systems fail.(冗長システムは主システムが故障しても継続的運用を保証する。)
語幹

red- 【再び、あふれて】

ラテン語の接頭辞 re- の異形。母音の前などで red- になることがある。

  • redundancy - 冗長性、余剰

    redundant + -cy。

  • return - 戻る、返す

    re-(再び) + turn(回る)。red- は re- の異形。

  • redeem - 買い戻す、償う

    red-(再び) + emere(買う)。

  • redolent - 匂いを放つ、思い出させる

    red-(強く) + olere(匂う)。

und 【波、波打つ】

ラテン語 unda (波) に由来する語幹。

  • redundancy - 冗長性、余剰

    redundant + -cy。

  • abundant - 豊富な、有り余る

    ab-(〜から) + und(波打つ) + -ant。波のようにあふれ出るほど多い。

  • undulate - 波打つ、起伏する

    und(波) + -ul(小さい) + -ate(〜にする)。小さい波のように動く。

  • surround - 囲む

    sur-(上に、超えて) + onde (古フランス語で「波」 < unda)。波のように上から覆いかぶさる → 取り囲む。

  • inundate - 浸水させる、殺到する

    in-(中に) + und(波) + -ate。波が中に入り込む → 洪水になる。

-ant 【〜の状態、〜する性質の】

現在分詞に由来し、形容詞や名詞を作る接尾辞。

  • important - 重要な

    import(重要である) + -ant。

  • distant - 遠い

    di-(離れて) + stant(立つ)。離れて立っている。

出現頻度

※動詞の活用形(-ing, -ed等)や名詞の複数形(-s等)も一部集計に含まれます。

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