大学〜一般レベル

expedient

/ɪkˈspiːdiənt/

【賦形剤】

一般政治

語源

形容詞としてはラテン語の expediens (役に立つ、好都合な) が由来で、これは動詞 expedire (解放する、準備する、都合が良い) の現在分詞形である。名詞としては、この形容詞から派生した。
expedire は ex- (外へ) + pes (属格 pedis、「足」の意味) に分解できると考えられ、「足枷を外す」が原義とされる。

形容詞としては、障害を取り除き目的達成に「役立つ、都合の良い」という意味。名詞としては、目的達成のための「手段」や「方策」を意味し、特に応急的な、あるいは必ずしも正攻法ではない手段を指すこともある。

語源のつながり

例文

It was politically expedient to delay the decision until after the election.(選挙後まで決定を遅らせることは、政治的に都合が良かった。)

語幹

ex- 【外へ】

ラテン語 ex-(外へ) に由来する接頭辞。

exit - 出口
ex-(外へ) + ire(行く)。
expand - 拡大する
ex-(外へ) + pandere(広げる)。
export - 輸出する
ex-(外へ) + portare(運ぶ)。

ped 【足】

ラテン語 pes, pedis(足) に由来する語幹。

pedal - ペダル
ped(足) + -al(の)。足で操作するもの。
pedestrian - 歩行者
ped(足) + -estris(関連する) + -ian(人)。足で歩く人。
expedition - 遠征、探検
ex-(外へ) + ped(足) + -ition。足かせを外して出発すること。
impede - 妨げる
im-(中に) + ped(足)。足かせをはめる。

-ient 【〜の状態の】

形容詞または名詞を作る接尾辞。

sufficient - 十分な
suf-(下に) + fic(作る) + -ient。
efficient - 効率的な
ef-(外へ) + fic(作る) + -ient。
excipient - 賦形剤
ex-(外へ) + cip(取る) + -ient。