大学〜一般レベル

dissonance

/ˈdɪsənəns/

【出現、外観】

心理学芸術

語源

ラテン語の dissonantia (不一致、不調和) が語源である。
これは、ラテン語の形容詞 dissonans (調和しない音を出す) に由来する。

dissonans は、接頭辞 dis- (離れて、反対) + ラテン語の動詞 sonare (音を出す、鳴る) [語根 son- (音)] から成り立っている。「離れた（調和しない）音」という意味合いから、音楽での「不協和音」や、意見・考えなどの「不一致」を指すようになった。名詞を作る接尾辞 -ance (状態、性質) が付いている。

語源のつながり

例文

The dissonance between her words and actions confused everyone present.(彼女の言葉と行動の不一致は出席者全員を困惑させた。)

語幹

dis- 【離れて、不】

ラテン語由来の接頭辞。

dismiss - 解散させる、解雇する
dis-(離れて) + miss(送る)。
discuss - 議論する
dis-(分離して) + cuss(打つ)。
distract - 気を散らす
dis-(離れて) + tract(引く)。

son 【音】

ラテン語「sonus」(音) に由来する語幹。

sonar - ソナー、水中音波探知機
SOund Navigation And Ranging の頭字語だが、sound/son に関連。
sonic - 音の、音速の
son(音) + -ic(形容詞化)。
sound - 音
ラテン語 sonus が古フランス語 son を経て英語に。
resonant - 共鳴する、響き渡る
re-(再び) + son(音) + -ant。再び音がする、響く。
consonant - 子音、調和する
con-(共に) + son(音) + -ant。共になる音、母音と共に発音される音。

-ance 【状態、性質】

名詞を作る接尾辞。

importance - 重要性
important(重要な) + -ance。
ignorance - 無知
ignorant(無知な) + -ance。
appearance - 出現、外観
appear(現れる) + -ance。