高校レベル

withdrawn

/wɪðˈdrɔːn/

【与えられた】

心理学一般

語源

動詞 withdraw (引く、撤回する、引きこもる) の過去分詞形が形容詞として使われるもの。

withdraw は、接頭辞/副詞 with- (反対に、後ろへ) + 動詞 draw (引く、描く) から成る。
with- は古英語で「反対」や「後ろ」を意味した。draw はゲルマン語起源である。

元々は「後ろへ引かれた」「撤回された」という意味だが、人が社会的な交際から「身を引いている」様子から、「内気な」「引っ込み思案な」という意味で使われることが多い。

語源のつながり

例文

After the traumatic event, the once-sociable child became quiet and withdrawn, preferring to spend most of his time alone.(そのトラウマ的な出来事の後、かつては社交的だった子供は無口で引っ込み思案になり、ほとんどの時間を一人で過ごすことを好むようになった。)
The parents were deeply concerned about their son's sudden drop in grades and his withdrawn behavior at home.(両親は、息子の成績の急な低下と、家での引きこもった行動を深く心配していた。)
He became morose and withdrawn after losing his job and his apartment.(彼は仕事とアパートを失った後、気難しく内向的になった。)

語幹

with- 【後ろへ、反対に】

古英語「wið」(反対に、対抗して、後ろへ) に由来する接頭辞。

withdraw - 撤退する、引き出す
with-(後ろへ) + draw(引く)。
withhold - 与えないでおく、差し控える
with-(後ろへ) + hold(保つ)。
withstand - 耐える、抵抗する
with-(反対に) + stand(立つ)。対抗して立つ。

draw 【引く】

ゲルマン祖語「draganą」(引く、運ぶ) に由来する語幹。

drawback - 欠点
draw(引く) + back(後ろへ)。後ろに引くもの。
draft - 下書き、徴兵、すきま風
draw(引く)に関連するゲルマン語源。引かれたもの、引き出すこと。
drag - 引く、引きずる
ゲルマン祖語「draganą」の別形から。draw と同源。

-n 【過去分詞】

過去分詞を作る接尾辞。

seen - 見られた
see(見る) の過去分詞。
known - 知られた
know(知る) の過去分詞。
given - 与えられた
give(与える) の過去分詞。