専門レベル

relaxin

/rɪˈlæksɪn/
妊娠中に骨盤の靭帯や筋肉を緩めるタンパク質ホルモン
生物学, 医学

語源

relax (緩める) + -in (ホルモンを示す接尾辞)。

妊娠中などに分泌され、骨盤の関節などを「緩める」働きをするホルモンであることから名付けられた。

語源のつながり

例文

  • During pregnancy, the hormone relaxin helps to loosen the pelvic ligaments.(妊娠中、ホルモンのリラキシンは骨盤の靭帯を緩めるのに役立ちます。)

語幹

re- 【再び、後へ】

ラテン語接頭辞 re-(再び、後へ)に由来し、動詞に付いて反復や逆行を示す。

  • react - 反応する

    re-(再び)+ act(行う)→ 刺激に再び作用を返す、反応する。

  • reread - 再読する

    re-(再び)+ read(読む)→ 再び読む。

  • renew - 更新する

    re-(再び)+ new(新しい)→ 新たにする、更新する。

  • relax - 緩める、くつろぐ

    re-(再び)+ lax(ゆるい)→ 緩める、緊張を解く。

lax 【緩い、ゆるい】

ラテン語 laxus(ゆるい)に由来し、締まりや緊張のない状態を示す語幹。

  • laxity - ゆるみ、緩慢

    lax(ゆるい)+ -ity(名詞化)→ 締まりのない状態、ゆるみ。

  • laxness - ゆるさ

    lax(ゆるい)+ -ness(名詞化)→ 緩慢さ、ゆるさ。

  • relax - 緩める、くつろぐ

    re-(再び)+ lax(ゆるい)→ 緩める、緊張を解く。

-in 【〜からなる物質、タンパク質】

フランス語 -ine、ラテン語 -īnus を起源とする化学命名接尾辞で、タンパク質やホルモンの名称に用いられる。

  • insulin - 膵臓のランゲルハンス島から分泌される蛋白質ホルモン

    Latin insula(島)+ -in → ランゲルハンス島由来のホルモン。

  • actin - 筋収縮に関与する細胞骨格蛋白質

    Latin actus(動く)+ -in → 動きを担う蛋白質。

  • pepsin - 胃でタンパク質を分解する消化酵素

    Greek pepsis(消化)+ -in → 消化を担う酵素。

出現頻度

※動詞の活用形(-ing, -ed等)や名詞の複数形(-s等)も一部集計に含まれます。

共通テスト
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