専門レベル

biliverdin

/ˌbɪlɪˈvɜːrdɪn/

【ヘモグロビン】

生物学化学

語源

ラテン語の bilis 「胆汁」と、イタリア語の verde 「緑の」（ラテン語 viridis）に、化学物質を示す接尾辞 -in を組み合わせた生化学用語である。

ヘモグロビンが分解されてできる「胆汁」中の「緑色」の色素、「ビリベルジン」を指す。さらに分解されると黄色のビリルビンになる。

語源のつながり

例文

The breakdown of hemoglobin produces biliverdin, a green pigment that is eventually converted into bilirubin in the body.(ヘモグロビンの分解によって緑色の色素ビリベルジンが生成され、最終的に体内でビリルビンに変換される。)

語幹

bili 【胆汁】

ラテン語「bilis」(胆汁) に由来する語幹。

bilirubin - ビリルビン（胆汁色素）
bili(胆汁) + rub(赤い) + -in。赤褐色の胆汁色素。
biliary - 胆汁の
bili(胆汁) + -ary(〜の)。

verd 【緑】

ラテン語「viridis」(緑色の) に由来する語幹。

verdant - 新緑の、緑豊かな
verd(緑) + -ant。
verdure - 緑、青々とした草木
verd(緑) + -ure(状態)。
verdigris - 緑青（銅の錆）
vert de Grece (ギリシャの緑) が変化。

-in 【〜素】

化学物質を示す接尾辞。

insulin - インスリン
insula(島) + -in。
protein - タンパク質
proto-(第一の) + -in。
hemoglobin - ヘモグロビン
hemo(血) + glob(球) + -in。