専門レベル

hemorrhage

/ˈhɛmərɪdʒ/

【不正子宮出血】

医学

語源

ギリシャ語の要素から構成される医学用語である。
haima (血) [語根 hemo-] + ギリシャ語の rhegnynai (破る、裂ける、噴出する) の名詞形 rhagia (破裂、激しい流れ) [語根 -rrhage] から成る。

「血液が（血管から）激しく流れ出ること」を意味し、特に大量の出血や、内出血・外出血を問わず病的な出血を指すことが多い。

語源のつながり

例文

Emergency surgeons quickly controlled the massive hemorrhage to save the accident victim's life.(救急外科医は事故被害者の命を救うため大量出血を迅速に止血した。)

語幹

hemo 【血】

ギリシャ語「haima」(血) の語幹「hemat-」の結合形。

hemoglobin - ヘモグロビン
hemo(血) + globin(グロビンタンパク質)。
hemophilia - 血友病
hemo(血) + phil(傾向) + -ia(状態)。
hemostat - 止血鉗子、止血剤
hemo(血) + stat(止めるもの)。

rrhage 【破裂、激しい流出】

ギリシャ語「rhēgnynai」(破る、破裂させる) の派生語「-rrhagia」(流出) に由来する語幹。

menorrhagia - 月経過多
meno(月経) + rrhagia(流出)。
metrorrhagia - 不正子宮出血
metro(子宮) + rrhagia(流出)。