専門レベル

carcinogen

/kɑːrˈsɪnədʒən/

【酸素】

医学化学

語源

ギリシャ語の karkinos (καρκίνος) 「カニ、癌」（癌がカニの足のように広がって見えることから）と、-genēs (γενής) 「〜を生み出す、〜から生じる」（gignesthai 「生まれる」から派生）を組み合わせた医学用語である。

「癌」を「生み出す」原因となる物質、すなわち「発がん性物質」を指す。

語源のつながり

例文

Researchers identified several environmental carcinogens in industrial waste products regularly.(研究者は工業廃棄物中の複数の環境発がん性物質を定期的に特定した。)

語幹

carcin 【がん、カニ】

ギリシャ語「karkinos」(カニ、がん) に由来する語幹。

carcinoma - 癌腫
carcin(がん) + -oma(腫瘍)。上皮細胞由来の悪性腫瘍。
carcinology - 甲殻類学
carcin(カニ) + -logy(学問)。カニなどの甲殻類の研究。
carcinoid - カルチノイド（腫瘍の一種）
carcin(がん) + -oid(〜のような)。がんのような腫瘍。

gen 【生み出す、種】

ギリシャ語「genos」(種族、種類) や「gignesthai」(生まれる) に由来する語幹。

generate - 生成する
gen(生む) + -er- + -ate(動詞化)。生み出す。
genetics - 遺伝学
gen(種) + -etics(学問)。遺伝子の学問。
oxygen - 酸素
oxy(酸) + gen(生むもの)。酸を生むもの（発見当初の誤解に基づく命名）。