高校レベル

paradox

/ˈpærəˌdɑks/
【栄唱、神への賛美】
哲学論理学
語源
ギリシャ語の paradoxon (παράδοξον) が由来で、「予想に反すること、奇妙なこと」を意味する。
これは para- (παρά) 「〜に反して、〜を超えて」と doxa (δόξα) 「意見、評判」を組み合わせた言葉である。

一般に受け入れられている「意見に反する」ように見えるが、よく考えると真理を含んでいるかもしれない命題「逆説(パラドックス)」、あるいは自己「矛盾」をはらむ言説を指す。
語源のつながり
例文
  • It’s a paradox that the more we communicate, the less we sometimes understand each other.(伝え合うほどにお互いを理解できなくなるというのは逆説的だ。)
語幹

para- 【そばに、反対に、超えて】

ギリシャ語接頭辞「para」。

  • parallel - 平行な、類似の

    para-(そばに) + allelon(互いに)。

  • paragraph - 段落

    para-(そばに) + graph(書く)。本文のそばに書かれた記号が原義。

  • paralysis - 麻痺

    para-(そばに、異常な) + lysis(緩めること)。

dox 【意見、考え】

ギリシャ語「doxa」(意見、栄光) <「dokein」(考える、思われる) に由来する語幹。

  • orthodox - 正統な、伝統的な

    ortho-(正しい) + dox(意見)。

  • heterodox - 異端の、非正統的な

    hetero-(他の、異なる) + dox(意見)。

  • doxology - 栄唱、神への賛美

    dox(栄光) + -logy(言葉)。

出現頻度

※動詞の活用形(-ing, -ed等)や名詞の複数形(-s等)も一部集計に含まれます。

共通テスト
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英検®準1級
(過去3回) 2024年第2回〜2025年1回の実用英語技能検定 準1級 一次試験(筆記)での出現回数です。
英検®2級
(過去3回) 2024年第2回〜2025年1回の実用英語技能検定 2級 一次試験(筆記)での出現回数です。
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