専門レベル

dehiscence

/dɪˈhɪsns/

【沈黙】

医学植物学

語源

ラテン語の動詞 dehiscere (口を開く、裂ける) が由来である。
これは、接頭辞 de- (離れて、下に) + ラテン語の動詞 hiscere (あくびをする、口を開く) から成り立っている。

これに、名詞を作る接尾辞 -ence (状態、性質) が付いて、「離れて口を開くこと」→「裂開」という意味になった。特に植物学で、成熟した果実や葯（やく）が裂けて種子や花粉を放出する現象を指す。

語源のつながり

例文

Surgical wound dehiscence is a serious complication that requires immediate medical attention.(外科的創傷の裂開は、即時の医療処置を必要とする深刻な合併症です。)

語幹

de- 【下に、離れて、否定、強調】

ラテン語の接頭辞。

dehiscent - 裂開性の
dehiscence + -ent。
decrease - 減少する
de-(下に) + crease(成長する)。
deduct - 差し引く
de-(離れて) + duct(導く)。
descend - 下る
de-(下に) + scend(登る)。

hisc 【口を開く、裂ける、あくびする】

ラテン語「hiscere」(口を開く、裂ける)に由来する語幹。

dehiscent - 裂開性の
dehiscence + -ent。
hiatus - 中断、隙間
ラテン語 hiatus (口を開けること、隙間)。hiscere と同源。

-ence 【状態、性質】

状態や性質を表す名詞を作る接尾辞。

difference - 違い
differ(異なる) + -ence。
presence - 存在
present(存在する) + -ence。
silence - 沈黙
silent(静かな) + -ence。