英単語の夜空

ademption

/əˈdɛmpʃən/
遺贈の撤回

語源

ラテン語の接頭辞 ad-(〜へ)と、動詞 emere(取る、買う)に名詞化語尾 -ion が結合した語である。

原義は「取り戻すこと」であり、そこから法的な文脈において、遺言者が生前に財産を処分することで遺贈を取り消す行為を指すようになった。

同じ語源を持つ単語には、exempt(免除する/外へ取り出す)や redeem(買い戻す)などがある。

語源のつながり

例文

  • The specific legacy failed by ademption because the property was sold before the testator's death.(遺言者が死亡する前にその財産が売却されたため、特定遺贈は撤回によって無効となった。)

語幹

ad- 【〜へ、〜に向かって】

方向や対象を表す接頭辞。

empt 【取る、買う】

ラテン語 emere の過去分詞 emptus に由来。

  • exemption - 免除

    ex(外へ) + empt(取る) + -ion。「取り除くこと」から。

  • redemption - 償還、救済

    re(再び) + d(挿入音) + empt(買う) + -ion。「買い戻すこと」から。

  • preempt - 先取りする

    pre(前もって) + empt(取る/買う)。

-ion 【こと、もの】

動作や状態を表す名詞を作る接尾辞。

  • exemption - 免除

    ex(外へ) + empt(取る) + -ion。「取り除くこと」から。

  • redemption - 償還、救済

    re(再び) + d(挿入音) + empt(買う) + -ion。「買い戻すこと」から。

出現頻度

※動詞の活用形(-ing, -ed等)や名詞の複数形(-s等)も一部集計に含まれます。

共通テスト
(過去10年) 2016-2025年度の大学入学共通テスト本試験(リーディング)での出現回数です。
英検®1級
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英検®準1級
(過去3回) 2024年第2回〜2025年1回の実用英語技能検定 準1級 一次試験(筆記)での出現回数です。
英検®2級
(過去3回) 2024年第2回〜2025年1回の実用英語技能検定 2級 一次試験(筆記)での出現回数です。
東京大学
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