中学レベル

observer

/əbˈzɜːrvər/

【歌手】

一般科学

語源

動詞 observe (観察する、気づく、遵守する) に、行為者を示す名詞接尾辞 -er が付いた形。

observe はラテン語の observare (見守る、注意する、遵守する) に由来し、これは接頭辞 ob- (〜の前で、〜に向かって) + 動詞 servare (保つ、見守る、守る)。

「（対象の）前で (ob-) 見守る (serv) 人 (-er)」というのが基本的な意味。物事を注意深く「観察する人」、規則などが守られているか「監視する人」、あるいは物事について意見を述べる「評論家」などを指す。

語源のつながり

例文

Political observers predict a close and contentious election this year.(政治評論家たちは、今年は接戦で論争の多い選挙になると予測している。)
He tried to remain a detached observer of the argument, not wanting to take sides with either of his friends.(彼は友人のどちらにも味方したくなかったので、議論の公平な観察者であろうと努めた。)

語幹

ob- 【〜に向かって、〜の前で、〜に反対して】

ラテン語の接頭辞。

obedient - 従順な
ob-(〜に向かって) + audire(聞く)。
obstruct - 妨害する
ob-(〜に対して) + struere(建てる)。
object - 反対する、物
ob-(〜に対して) + jacere(投げる)。

serv 【保つ、守る、仕える】

ラテン語「servare」(見守る、保つ) または「servire」(仕える) に由来する語幹。

observe - 観察する、遵守する
ob-(〜の前で) + servare(保つ)。
conserve - 保存する
con-(共に、完全に) + servare(保つ)。
preserve - 保存する、保護する
pre-(前に) + servare(保つ)。
reserve - 予約する、取っておく
re-(後ろに) + servare(保つ)。
servant - 使用人
ラテン語「serviens」(仕える) < servire(仕える)。
service - 奉仕、業務
ラテン語「servitium」(奴隷の状態) < servus(奴隷) < servire(仕える)。

-er 【〜する人】

行為者を示す名詞を作る接尾辞。

teacher - 教師
teach(教える) + -er。
worker - 労働者
work(働く) + -er。
singer - 歌手
sing(歌う) + -er。